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従業員の労働義務

これまでのコラムでは、労働契約に関して企業側の義務を中心に述べてきましたが、今回は視点を変え、従業員の義務について述べます。

従業員にとって、労働契約上の義務は労働提供です。すなわち、従業員は良質の労働を提供する義務があります。

良質とは、例えば二日酔いで、十分に頭が回転しないような状態であったり安全上問題があるようなケースで、このような場合、企業は従業員の労働の提供を拒むことができます。

また従業員は労働契約内容に従う必要があります。具体的には、従業員は企業の指示に従い、始業時刻・終業時刻、職務内容、従事する場所などに関して企業の指示に従い、労働提供しなければなりません。

さらに、この労働提供に付随する義務として従業員には職務専念義務職場秩序維持義務秘密保持義務誠実義務などが課せられています。

このように、法令上圧倒的な保護を受ける従業員も、これらの義務は負うこととなります。